高知に桂月という清酒があります。
現在の高知県酒造組合の理事長が、高知市の北にある土佐酒造の澤田社長で、お酒の銘柄が桂月です。
土佐出身の文人「大町桂月」から名前を付けており、澤田社長は、大町桂月の碑のある東北や北海道を30年以上周られています。大町桂月は、青森県の十和田湖や奥入瀬が特に好きだったようで、晩年は十和田湖に近い蔦温泉で過ごされて、お墓も蔦温泉旅館の近くにあるそうです。
最近お酒の会で、2回ほど澤田社長と話す事があり、昨年我々のお酒の会の旅行で奥入瀬や十和田湖へ行ったことを話しました。そして、我々もバスガイドさんから、高知出身の大町桂月が、紀行文で奥入瀬、十和田湖そして八甲田を紹介してくれたおかげで、こんなに人に知られるようになって、大勢の方が来てくださるのでで、大変感謝しているということでした。
本当に、東北や北海道には大町桂月の碑がたくさんあり、酒と旅をこよなく愛した大町桂月が慕われていたことがわかります。
今日は、高知では龍馬マラソンが開催されていて、大勢の方が参加していますが、澤田社長の「龍馬ばっかりで、高知の人間は桂月の事を知らん」という言葉のとうり、これから高知の人も桂月を飲んで、東北や北海道を旅すれば、高知出身の大町桂月のことが少しずつ身近に感じてくるのではないでしょうか。

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